【エックスキッチン監修】バーチャルレストラン開業のデメリット・注意点を解説
フードデリバリーに特化したバーチャルレストランというモデルを利用して、お店での売上に加えてフードデリバリーで売上を増やしている飲食店が増えています。
そういう話を聞いても、バーチャルレストランを始める際は本当にうまくいくのか、どんなリスクがあるのか気になると思います。
この記事では、バーチャルレストランを始める際の注意点、デメリットについて解説します。
バーチャルレストランについては以下の記事で詳しく解説しています。
飲食店が自前でバーチャルレストランを始める際のデメリット・注意点
飲食店が自前でバーチャルレストランを始める際は、以下3つのデメリット・注意点が存在します。
- フードデリバリーで売れるメニューの開発が必要
- Webマーケティング知識が必要
- iPadなどのタブレットの用意が必要
それぞれ順に解説します。
フードデリバリーで売れるメニューの開発が必要
フードデリバリーは調理してから注文者に届くまでタイムラグがあるため、お店で提供しているメニューとは違う観点でメニュー作り・メニューの見直しが必要になります。
例えば、フードデリバリーは調理した料理をすぐに食べてもらえるわけではありません。十分に衛生管理をした上で調理しなければ、食中毒のリスクが高まります。
また、お店で食べると美味しいけど、調理から食べるまでに時間がかかると美味しくないメニューでは、売上アップは目指せません。
(某ハンバーガー屋さんのポテトを持ち帰って、家で食べた時には美味しくなくなっているという経験は多くの人が体験したことがあると思います。)
バーチャルレストランで売上を増やそうと思うと、冷めても美味しい、冷めづらい容器を使用したメニュー開発をして、フードデリバリーでも美味しく食べれるメニューを開発する必要があるのです。
Webマーケティング知識が必要
バーチャルレストランの開業・運営には、飲食店に関する知識だけではなくWebマーケティングに関連する知識が必要です。
UberEats上の登録内容(キャッチコピー、画像、店舗名、価格の付け方など)を工夫しなければ、スマホでメニューを見ている消費者に選んでもらえません。
バーチャルレストランにおいて、UberEatsなどのフードデリバリープラットフォームでユーザーから自社店舗を見つけてもらうことは非常に重要です。
実店舗と違いUberEats上で見つけてもらえなければ、どれだけ美味しいメニューを用意しても無駄に終わってしまうでしょう。
UberEats上でユーザーに自社店舗を見つけてもらうために、検索したときになるべく自分たちのお店が検索結果の上に表示される必要があります。
そのために、UberEatsが発表している上位表示についての評価ポイントである「グリーンスタンダード」や各種Webマーケティングに関連する知識・スキルが必要でしょう。
iPadなどのタブレットの用意が必要
バーチャルレストランでオーダーを受けるためには、タブレットを用意する必要があります。
また、1店舗で複数のフードデリバリーサービス(Uber、出前館など)を利用する場合は、通常各プラットフォームごとにタブレットを用意する必要があります。
タブレット自体の費用面や設置場所の確保など、さまざまな面で調整が必要でしょう。
続いては、飲食店がフランチャイズで始める場合のメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
飲食店が”フランチャイズ”でバーチャルレストランを始める場合のデメリット・注意点
飲食店がフランチャイズでバーチャルレストランを始めるデメリット・注意点は、以下の2つです。
- 材料の保管場所の確保が必要
- 初期投資費用の準備と投資回収の見立てが必要
それぞれ順に解説します。
材料の保管場所の確保が必要
飲食店がフランチャイズでバーチャルレストランを始める場合、簡単に調理できるメニューが揃っているものの、普段普段お店で提供しているメニューとは異なる材料を使うこともあるため、材料の保管場所が必要です。
ある程度材料を保管しておかなければ注文が多く入った時に対応できません。
特に普段営業している飲食店でバーチャルレストランを展開する場合、材料の保管場所を確保しづらいため注意が必要です。
可能であれば、を確保しておくと良いでしょう。
初期投資費用の準備と投資回収の見立てが必要
フランチャイズでバーチャルレストランを始める場合、初期費用、ロイヤリティの支払いなどが発生します。
前述した収支を事前に把握しておく、初期投資費用の準備と投資回収の見立てが必要になります。
理想的な収支は、以下の通りです。(実際のX Kitchenの例です。)
理想の収支を実現するためには、フランチャイズでバーチャルレストランの開業に必要な初期費用と月間の利益を計算します。
その後、おおよその月次収支について算出することで、投資回収の見立てができるでしょう。
メリット
飲食店がフランチャイズでバーチャルレストランを始めるメリットは、以下の3つです。
- フードデリバリーに特化したメニューが用意されている
- Webマーケティング、UberEatsのSEO対策のアドバイスが受けられる
- 人気フードデリバリーブランドを複数同時展開できる
それぞれ順に解説します。
フードデリバリーに特化したメニューが用意されている
飲食店がフランチャイズでバーチャルレストランを開業する場合、あらかじめフードデリバリーに特化したメニューが用意されています。
オーナーが新たにメニューを開発する必要がなく、フードデリバリーに特化してメニューが作られています。
メニュー作成に関する材料の計算や仕入れ方法・メニュー名の考案など、さまざまなことを自分で用意する必要がない点は大きなメリットと言えるでしょう。
Webマーケティング、UberEatsのSEO対策のアドバイスが受けられる
フランチャイズでバーチャルレストランを開業・運営する場合、WebマーケティングやUberEatsのSEO対策のアドバイスが受けられます。
自前でバーチャルレストランを運営する場合、Webマーケティングの知識やUberEatsで上位表示させるための知識は自分で学ぶ必要があり、売上アップまでに時間がかかってしまうでしょう。
一方、フランチャイズでバーチャルレストランを運営する場合は、UberEatsの攻略方法を担当がアドバイスしてくれます。
フランチャイズの担当者が過去の知見や他ブランドの成功例を提示してくれるため、効率的にバーチャルレストラン運営が可能です。
一人でWebマーケティングを進めるのではなく、相談相手がいるのは心強いと多くの企業様から言っていただいております。
人気フードデリバリーブランドを複数同時展開できる
開業したバーチャルレストランが、自分のエリアでどのメニューが売れるかはやってみるまでわかりません。
自前でエリアに合ったメニューを開発する際は、成功するまでに時間がかかります。
一方、フランチャイズの場合は、複数のブランドを一気に始められるため、売れるメニューを見つけるまでの時間が短縮されます。
担当者の過去の知見も合わせながら複数ブランドを展開するため、効率的なテストマーケティングが実現可能です。エリアに最適なメニューを展開することで、大幅売上アップが狙えるでしょう。
まとめ
以上、バーチャルレストランを始める際の注意点、デメリットについて解説しました。
自前でバーチャルレストランを開業・運営する場合、メニュー開発や開業準備・Webマーケティングなど、さまざまな問題点が発生します。
一方、フランチャイズバーチャルレストランなら、フードデリバリーに特化したメニューを活用しながら、専門知識のある担当者と共に運営できます。
初めてバーチャルレストランを開業する場合でも、フランチャイズなら効率的にビジネスを展開可能です。
フランチャイズでバーチャルレストランの開業を検討している場合は、XKitchenへぜひご相談ください。