ゴーストレストラン

飲食店がゴーストレストランを開始する際の初期費用まとめ

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本業で飲食店を経営しながら、プラスでゴーストレストランを運営する事業者が増えています。
しかし、「本業で飲食店経営をしながら、ゴーストレストランを開業するためには初期費用はどの程度必要なの?」と考える事業者も多いでしょう。

そこで本記事では、飲食店がゴーストレストランを始める際に必要な初期費用を解説します。

さらに、ゴーストレストランを始める場合、どのようなことを準備しなければいけないのかも紹介します。

結論:飲食店がゴーストレストランを始める際の初期費用

飲食店がゴーストレストランを始める際は、最低50万円〜100万円の初期費用が必要です。具体的に発生する初期費用は、以下の通りです。

  • メニュー開発、容器
  • タブレット、WiFi環境
  • デリバリープラットフォーム登録費用

それぞれについて詳しく解説します。

メニュー開発、容器

ゴーストレストランを始める際は、メニュー開発・容器などの準備に費用がかかります。
開発したメニューの登録は、ゴーストレストラン運営の中でもかなり細かい業務の一つです。具体的には、以下のような登録作業が必要です。

  • メニュー一覧の作成
  • 各種原価の登録
  • 撮影した商品のアップロード
  • 店名の決定
  • メニュー関連のチラシ作成

このように、ゴーストレストランを開業する場合は、細かい作業が伴います。しかし、しかし、ゴーストレストランフランチャイズを利用する場合は、メニュー開発が不要です。フランチャイズ側でメニューを提供してもらえることで、初期費用だけではなく各種コストを抑えることもできます。

また、メニュー開発から登録関連の作業だけでも、1業態で10〜20万円かかるケースが多いです。さらに、メニュー開発や販促物を外注した場合、外注費だけでも10万円、人件費を含めると20万円~40万円が初期費用として求められます。具体的な費用は、以下の通りです。

  • 写真撮影:3万円
  • 店舗ロゴ作成:3万円
  • 店舗オリジナルシール・販促物作成:1〜3万円
  • メニュー開発費用:10万円
  • 人件費:5万円

一般的に初めて写真撮影や店舗ロゴを作成する場合、依頼先や対応する流れがわからないことから、対応に時間がかかってしまいます。

ゴーストレストランのフランチャイズを利用する場合、専門知識や豊富な経験を持ったコンサルタントがサポートしてくれます。
メニュー開発・容器に関する初期費用を抑えられるだけではなく、開業までスムーズに準備を進められます。

ゴーストレストランを自前で開業することに限定してなければ、ゴーストレストラン専門のフランチャイズを利用することも選択に入れておきましょう。

タブレット、WiFi環境

ゴーストレストランを開業する際は、タブレットやWiFi環境を店舗側で整える必要があります。ゴーストレストランではレジシステムが不要な代わりに、注文や売上の管理にタブレッドを用います。

もちろん、タブレットを使うためには、安定したWiFi環境が必要です。ゴーストレストランに関する業務は、タブレットがなければ進められないため、初期費用として計算しておきましょう。

また、タブレットは一業態に1個必要です。例えば、レジスペース専用のタブレット、キッチンスペース専用のタブレットなど、店舗の運営業態数に合わせてタブレットを用意しましょう。

運営に必要なタブレットは、15000~30000円ほどの金額で購入可能です。
中古でも購入可能ですが飲食店内で使用する際は利用頻度が高いため保証があるものをお勧めします。

店舗内に複数の業態が存在する場合は、キャメルデリコなどのデリバリー注文一元管理サービスを活用することで、一つにまとめられます。

これらのサービスなら、業態ごとにタブレットを用意する必要がなくなります。
さらに、一つのタブレットで複数のオペレーションに対応できるため、オーダーミスや注文情報の登録に関する手間も減らせるでしょう。

デリバリープラットフォーム登録費用

2022年7月1現在、デリバリープラットフォームに登録する費用は発生しません。

タブレットのレンタル料等は各プラットフォームによって異なります。
また、出前館でゴーストレストランを出店するには審査が必要となります。

一般的にデゴーストレストランを運営するためには、Uber eatsや出前館などの「総合型」と呼ばれるデリバリープラットフォームに登録します。デリバリープラットフォームへ登録することで、独自に宣伝することなく集客が可能です。

広告費や人件費などの費用を抑えてゴーストレストランを運営するなら、デリバリープラットフォームへの登録は必須と言えるでしょう。
ただし、登録するデリバリプラットフォームによって登録料や集客力は異なるため、運営レストランに合わせて選択が必要です。

ゴーストレストランフランチャイズならメニュー開発が不要

ゴーストレストランを始める場合、自身で一から開業するのではなく、フランチャイズサービスの利用がおすすめです。

ゴーストレストランフランチャイズなら、あらかじめフードデリバリーに特化したメニューが用意されているため、メニュー開発は不要です。

一般的な飲食店と違い、ゴーストレストランは調理されてからお客様が料理を食べるまでに時間がかかります。
そのためフードデリバリーに特化したメニュー開発を行う必要があります。

経験がない場合は、どのようなメニューを開発すればいいかわからないでしょう。
ゴーストレストランフランチャイズなら、フランチャイズ側が用意したメニューを利用できるだけではなく、随時新作メニューを開発しているので、常に売れるメニューが用意されています。

自前でメニュー開発を行う場合、準備に工数がかかったり開発費用も発生します。

これらの開発費用+人件費+諸経費を考えると、自前でゴーストレストランを開業する場合、20万円ほどの初期費用が必要になると考えておきましょう。

ゴーストレストランフランチャイズなら、15万円程度の初期費用で済む上に、コンサルタントが開業をサポートするため、効率の良い開業方法で準備を進められます。

さらに、Uber eatsや出前館などのデリバリープラットフォーム上の対策など、マーケティングノウハウを共有してもらえます。

豊富な経験とノウハウを共有してもらうことで、効率の良いレストラン運営が実現可能です。レストランの目的や戦略に合わせてノウハウを活用することで、売上拡大を目指せるでしょう。

まとめ

以上、飲食店がゴーストレストランを始める際に必要な初期費用を解説しました。
自社で開発したゴーストレストランが全く売れないというケースも珍しくありません。
最初から売れることに期待せず、売れるまでコツコツと業態を開発し続けることをお勧めします。

一方、ゴーストレストランフランチャイズを活用するメリットはメニュー開発を無くし運営に専念できる点です。さらに、初期費用を抑えながらデリバリープラットフォーム上の対策、マーケティングに関するノウハウを共有してもらえます。

ゴーストレストランの開業を検討している場合は、初期費用や各種コストを抑えられる、フランチャイズゴーストレストランを選択してみてはいかがでしょうか。

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