ゴーストレストラン

ゴーストレストランを始めた飲食店はどれくらい売上が増える?実例と予測方法を解説

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2020年以降、緊急事態宣言が出てイートイン営業が20時までとなったことがきっかけとなり、テイクアウト、フードデリバリーを始める飲食店が増えました。

その中でも、ゴーストレストランと呼ばれる、UberEats上にフードデリバリーに特化したお店を出す飲食店があります。
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この記事ではイートインに加えてゴーストレストランを店頭で始めたお店の売上の事例、売上が増える店舗と増えない店舗の違いについて解説します。

飲食店がフランチャイズでゴーストレストランをやる場合の利益構造

ゴーストレストランを営業していく上でフードデリバリーサービスを利用して商品を届ける必要があります。
注文者が支払う金額にはゴーストレストラン側への売上とフードデリバリーサービスの手数料が含まれています。

フードデリバリーの「Uber Eats」や「出前館」は注文総額の35%を手数料で支払う契約になっています。

手数料35%で考えた場合、ゴーストレストランの利益構造は以下のようになります。

売上 100%
食材原価 25%
包装原価 5%
広告宣伝費 3%
人件費 店舗スタッフの空き時間を活用
手数料 35%
店舗維持費 既存店舗を活用
フランチャイズロイヤリティ※ 10%
利益率 22%

※フランチャイズでゴーストレストランを行う場合はフランチャイズのロイヤリティが発生します。今回は業界平均で記載しております。

飲食店がゴーストレストランを始めるメリットの一つは、コストを大幅に増やさなくても売上増加が見込めることです。

実際に当社の顧客でも、メニュー選定が良ければ1業態で30万円の売上増加を達成しています。
人の集まりやすい場所や観光地でなくても取り扱うメニュー次第で売上を立てることができるのはゴーストレストランの特徴の一つです。

自前でゴーストレストランをやる場合の利益構造

では、自前でゴーストレストランを始める場合の飲食店の利益構造はどのようになるのかを解説していきます。
自前で行う場合の利益構造は以下の通りです。

売上 100%
食材原価 25%
包装原価 5%
広告宣伝費 3%
人件費 店舗スタッフの空き時間を活用
手数料 35%
店舗維持費 既存店舗を活用
利益率 32%

メニュー開発費用 1業態あたり:10万円
Uber掲載用の商品素材撮影 1業態あたり:5万円

自前で行う場合、フードデリバリーの手数料はなくなりますが、その分メニュー開発やUberEatsに掲載する際に使用する画像の撮影などでコストがかかります。

特に、フードデリバリーはメニュー作りが肝です。
お店で提供しているメニューをフードデリバリーするだけで注文が集まれば良いですが、実際にはフードデリバリーで注文されやすい料理とそうでない料理があります。

しかも、注文が集まるメニューには流行り廃りがあります。
ゴーストレストランで売上を立てるには、メニュー開発とフードデリバリープラットフォームで美味しそうに見えるように掲載する技術が必要です。

この部分を自社で対応できるかが、自前でゴーストレストランを実施できるかの分け目といえます。

ゴーストレストランで飲食店を開始。手間と売上どちらが勝るか?

当社にお問い合わせいただく飲食店様の中には、売上は増やしたいが現場の対応が忙しくなることを心配して導入を悩まれる方もいます。

実際、飲食店を経営しながらゴーストレストランを始めることはできるのか、その時の費用対効果はどの程度なのかを解説します。

ゴーストレストランフランチャイズを始めた場合の作業内容

ゴーストレストランフランチャイズを始めた場合の店舗側の作業内容について解説していきます。

食材は事前に調理済み食品がお店に届けられますので、それを冷凍、冷蔵保存します。

ネットからの注文が入った際にタブレットに通知が入り、注文内容をタブレットかプリンターで印刷された用紙で確認します。

注文内容を確認したら実際に料理を作成し、完成したら配達員に料理が完成したことを通知するボタンを押します。

配達員が料理を配達するために取りに来るので、渡せば店舗側の作業は完了です。
あとは、配達員が実際に注文された住所に配達をしてくれます。

ポイントは、注文されてからメニューを完成させるまでの時間です。
フードデリバリーは注文からお届けの時間が短い方が喜ばれ、評価が高くなります。

ゴーストレストランで出品するメニューの調理が簡単にできるのか、手間がかかるのかで現場の対応工数が変わります。
そのため、調理が簡単なメニュー開発が重要になります。

ゴーストレストランを開始した後の売上成長の具体例

弊社のゴーストレストランを導入していただいた5つ事例店舗事例をご紹介させていただきます。

業種 事例 取り組み実績
柴崎店 老舗うどん屋 他社ゴーストFCに追加で弊社のゴーストレストランを導入 導入初期は1業態で100万円の売上、現在は5業態で150万円の売上を上げています。本部と密に連絡をとり、オフピークの14:00~17:00に売れるスイーツ業態を導入するなど店舗の売上効率アップができています。
導入初期は1業態で100万円の売上、現在は5業態で150万円の売上を上げています。本部と密に連絡をとり、オフピークの14:00~17:00に売れるスイーツ業態を導入するなど店舗の売上効率アップができています。
武蔵小杉店 居酒屋 外的要因での売上減の対策 駅から近く人通りも多い立地で人気の店舗だったが、再開発の関係で駅に遊歩道ができ人の流れが減ってしまったのがきっかけで売上の補填ができるサービスをいくつか検討した中でX Kitchenのゴーストレストランを導入。
2業態合計でゴーストレストランで130万円を売り上げています。
居酒屋メニューとしても魯肉飯を提供して常連さんにも好評なメニューになっています。
久地店 テイクアウト海鮮丼 店舗の共通食材を活用したゴーストレストランの導入 店舗の売上は黒字で安定していたが、ベットタウンに位置する店舗は徐々にしか売上が上がらないため売上成長は鈍化していたため、更なる売上UPを検討。
限られたストックスペースで導入する必要があったため、店舗と共通で海鮮を活用したポキ業態を導入。鮮度の高い海鮮を活用しているためリピート率も高く評価も☆4.5で売上60万円/月。毎月売上が増加しています。
西五反田店 クラウドキッチン 安価な独立の選択肢としてゴーストレストランFC 飲食チェーンでのSV経験を経て独立。独自のタイミングで限られた資金での独立を検討していたため、安価に始められ売上が安定する弊社のゴーストレストランFCに加盟。初月こそ売上は50万円ほどでしたが、3ヶ月経過後は6業態を導入し売上は250万円に達しています。
鳴尾店 VR20業態導入店舗 +1業態 X Kitchenの業態も試してみる TGAL,バーチャルの2社を導入していて弊社には興味がなかったが1商品当たりの提供が2分以内,仕込みが楽なものだったらとりあえずやってみると言っていただいて導入

自店舗のエリアのゴーストレストラン売上を予測する方法

自店舗エリアのゴーストレストランを経営していく上では、競合と需要を把握することが重要です。

まずは自社店舗があるエリアのUberEatsをみてみましょう。
口コミは注文者の約10%が記入してくれます。

店舗のあるエリアの周りにある店舗で、月間に記入されている口コミの数を見れば、月間何件の注文が発生しているかが推測されます。

例えば、月に10件口コミが記入されているお店は月間100件の注文を受けていることが推測されます。

1業態あたりの売上は、120時間程度働いて30万円あたりが目安です。

もちろん、競合やエリア内の需要の多寡によって見込める売上は変わります。
人口や配達員が少ない場所や店舗が多すぎる場所で経営すると売上が上がりにくいのが現状です。

需要がある分野を見つける方法として、Uber Eatsで低評価だけど評価コメントが多い業態を見つけましょう。
需要はあるのに競合の評価が低いため、参入することで定期的に購入につなげることができます。

また、注文者の高評価とリピートにつなげるためにも注文ミスは1%以下に抑えることが重要です。

全ての要素を満たすことができれば、月の利益を30万円以上にすることも可能です。

まとめ

ゴーストレストランでの売上は、競合や需要によって変わりますが、大きなコストを払わずに売上増加を狙えます。

初めから自前でゴーストレストランを始める場合はノウハウがなかったりメニュー開発で苦戦することが予測されますが、ゴーストレストラン専用のフランチャイズを利用すれば、初期費用もあまりかからずゴーストレストランを開業できます。

現在ゴーストレストランの開業を考えている方は下のリンクから当社のフランチャイズ内容をお問い合わせください。

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