【飲食店向け】UberEats(ウーバーイーツ)出店時の初期費用・毎月のコストを解説
飲食店の経営者がこれからゴーストレストランやデリバリフードを始めたいと思ったら、UberEats(ウーバーイーツ)をまず検討されると思います。
「UberEats(ウーバーイーツ)の手数料は35%」と聞くと二の足を踏んでしまうかもしれませんが、それでもUberEats(ウーバーイーツ)を使っている飲食店が増えているのは35%を支払ってでも得られるメリットが大きいからです。
このことは、UberEats(ウーバーイーツ)の料金体系を知ると納得できると思います。
この記事では、次の2つのことを中心について解説します。
- UberEats(ウーバーイーツ)掲載時にかかる初期費用、支払い項目
- フードデリバリーを始める際にかかるその他の費用
さらに、飲食店オーナーがフードデリバリー事業を成功させるにはUberEats(ウーバーイーツ)のサービスだけでは足りないので、これを補う方法を紹介します。
「UberEats(ウーバーイーツ)+α」で、初めてのフードデリバリー事業の成功確率を上げることができます。
UberEats(ウーバーイーツ)掲載時にかかる初期費用、支払い項目
UberEats(ウーバーイーツ)は飲食店に対して以下4つのサービス価値を提供しています。
- Webサイト・アプリに自店舗の情報を掲載
- 消費者を集客し注文を受けてくれる
- 代金の回収をしてくれる(代金(売上金)はUberEats(ウーバーイーツ)が手数料を差し引いて飲食店の銀行口座に入金する)
- 料理を配達員に運んでもらえる
UberEats(ウーバーイーツ)に登録してこれらのサービスを受けるための初期費用や支払い項目などについて見ていきましょう。
初期費用は50,000円。ただし負担を軽減する方法が採用されている
UberEats(ウーバーイーツ)に登録しサービスを受けるには、50,000円の初期費用を支払う必要があります。
この50,000円は、注文を受け付けるのに使うタブレットの利用料とサイトに載せる写真の撮影費などになります。
この初期費用50,000円の支払い方法が独特で、UberEats(ウーバーイーツ)を導入して5週目から毎週1回、計30回払いとなります。
UberEats(ウーバーイーツ)導入 | 4週間支払いなし | 5週目に1回目の支払い | 6週目に2回目の支払い | … | 34週目に30回目の支払い(最終) |
また、初期費用の支払いは、UberEats(ウーバーイーツ)上の売上から差し引かれます。売上がゼロの週は支払いが免除されるので、飲食店にとってはリスクにならない設計になっています。
毎月支払う固定の費用はない
UberEats(ウーバーイーツ)に毎月支払うお金は、売上高に応じたものなので、固定の費用を毎月支払うことはありません。
初期費用50,000円は実費と考えることができ、なおかつ、毎月支払う固定の費用がゼロ円であることから、UberEats(ウーバーイーツ)の利用料は売上が上がらなければ無料、と考えることができます。
手数料は売上高の35%
飲食店がUberEats(ウーバーイーツ)に支払うお金は、売上の35%です。
1,000円の料理が売れたら、350円をUberEats(ウーバーイーツ)に支払うことになります。
割高な印象があると思いますが、その35%で
- Webサイト・アプリに自店舗の情報を掲載
- 消費者を集客し注文を受けてくれる
- 代金の回収をしてくれる(代金(売上金)はUberEats(ウーバーイーツ)が手数料を差し引いて飲食
- 店の銀行口座に入金する)
- 料理を配達員に運んでもらえる
ができるようになるので、妥当な額と考えることができると思います。
フードデリバリーを始める際にかかるその他の費用
飲食店がフードデリバリーを始める場合、UberEats(ウーバーイーツ)の料金以外に以下の費用がかかります。
- フードデリバリー専用のメニュー開発
- フードデリバリー用の容器の用意
- UberEats(ウーバーイーツ)のサービスを利用するためのインターネット環境の整備
1つずつ詳しく説明します。
フードデリバリー専用のメニュー開発
フードデリバリー事業に失敗している飲食店の多くはこのミスを犯しています。フードデリバリー専用のメニューを用意せず、既存の料理をデリバリーするだけにとどまることです。
なぜフードデリバリー専用のメニューが必要なのか。それは既存メニューをフードデリバリーにしただけでは獲得できるお客様が限られるからです。
フードデリバリーユーザーは「あなたの飲食店」も「あなたの店の既存メニュー」も知らない場合がほとんどです。
多くのフードデリバリー・ユーザーは「あの店のあの料理が食べたい」とは考えません。「今日は中華が食べたい」「明日はイタリアンにしようかな」「今、スイーツが食べたい」と考えます。
そのためフードデリバリー事業は、フードデリバリーで注文を多く集めるメニューを多く持っている飲食店が売上を高めることができます。
フードデリバリー事業を開始するのであれば、フードデリバリーに特化した専用メニューの開発に投資するようにしてください。
フードデリバリー用の容器の用意
意外に難しく意外にコスト高になるのが、フードデリバリー用の容器の用意です。
既存メニューの料理をのせるのに最適な使い捨て容器は、案外みつけにくいものです。
容器の商社に問い合わせたり、容器専門店に行ったりして、自分の店の料理にマッチした容器を探して購入する必要があります。
商材容器を専門で販売しているサイトなどもあります。
参考:https://shiire-can.com/
UberEats(ウーバーイーツ)のを利用するためのインターネット環境の整備
UberEats(ウーバーイーツ)は発注と受注のためのタブレットを有料で貸してくれますが、これはインターネット環境下でないと動きません。
タブレットをネットに繋げるためにお店にWi-Fiを導入します。
フードデリバリーの売上はメニューで決まる【ゴーストレストラン・フランチャイズがおすすめ】
飲食店がフードデリバリー事業を始めるだけならそれほど難しくありません。UberEats(ウーバーイーツ)を使えば、フードデリバリー事業の7割の準備は完成するでしょう。
残りの3割はフードデリバリーで売上を増やすためのメニュー作りです。これは自前でメニュー開発するか、ゴーストレストラン・フランチャイズを利用する必要があります。
ゴーストレストランフランチャイズで専用メニューを一気に増やす
フードデリバリー事業の成否を握るのは、専用メニューの数です。専用メニューが増えるほど成功する確率が高くなります。
フードデリバリーのヘビーユーザー(リピーター客)は、「今日は中華が食べたい」「明日はイタリアンにしようかな」「今、スイーツが食べたい」とその時々で食べたいものを注文します。
飲食店がフードデリバリー専用メニューとして中華とイタリアンとスイーツを用意すれば、このお客様から毎日注文を取ることができます。
しかし、自前で和食レストラン、中華、イタリアン、スイーツなどのメニューを用意することは簡単なことではないはずです。
そこでゴーストレストラン・フランチャイズが威力を発揮します。
ゴーストレストラン・フランチャイズに加盟すると、フードデリバリーの流行を踏まえたメニューの1)レシピ、2)食材、3)容器の提供を受けることができます。
例えば、X Kitchenではポキが常に人気のメニューとなっています。
こうした、今UberEatsで注文が多いメニューを自店舗にすぐ導入できます。
しかもどれも、プロの料理人なら短時間で調理できるようにセットされています。
ゴーストレストランフランチャイズを利用すればフードデリバリー専用メニュー開発の課題も、専用容器の手配の課題も一気に解決できるわけです。
まとめ
売上高の低迷に悩んでいる飲食店の経営者にとって、フードデリバリー事業(ゴーストレストラン事業)への進出は「大きな賭け」と感じるかもしれません。
UberEats(ウーバーイーツ)とゴーストレストラン・フランチャイズの組み合わせは、フードデリバリー事業の成功方程式の1つといえるでしょう。
興味を持っていただければ是非一度お問い合わせください。