ゴーストレストラン

ゴーストレストランの開業手順。店舗、クラウドキッチン、自宅ごとの注意事項を解説

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ここ数年続く感染症の影響で、飲食店の売上が軒並み下がっています。
そんな中でも、デリバリー専門の飲食事業を展開する「ゴーストレストラン」が飲食店の新しい収入源として注目されはじめました

ゴーストレストランなら、実店舗を持たずに営業することができるので、自宅でも開業することが可能です。

開業資金をぐっと抑えてスタートできるので、注目する飲食店が非常に増えています。

結論からお話しますと、ゴーストレストランは自宅での開業も可能です。
しかし、コスト面などを考慮すると既存の飲食店を利用したゴーストレストランの開業がおすすめです。

また、失敗するリスクを最小限にするためにゴーストレストランFCを利用するというのも手です。

今回は、ゴーストレストランを開業するにあたり、店舗、クラウドキッチン、自宅を使った場合の違い、必要な申請手続きについて解説します。

ゴーストレストランの導入を検討されている飲食店経営者に向けて、気になる疑問を徹底解説していきます。

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ゴーストレストラン開業に必要なもの

まず、ゴーストレストランを開業するにあたり最低限必要なものを紹介します。

1.食品衛生責任者の資格を取る

一般的な飲食店と同様に、ゴーストレストランを開業する場合も食品衛生責任者資格は必要です。

食品衛生者責任者とは?

飲食店など食品関係の営業を行うときは、営業施設ごとに「食品衛生責任者」を置くことが義務づけられています。食品衛生責任者は、現場の責任者として食品衛生関連の法令に違反しないように施設や業務全般の衛生管理のほか、営業者への進言・従事者の衛生教育など安全な食品の提供のため活動します。
参考:https://miyashoku.or.jp/responsibleperson/

食品を取り扱う店舗を営業するにあたり、施設単位で食品衛生責任者を置く必要があります。

資格取得の方法は簡単です。

食品衛生責任者養成講習会を受講するだけで取得することができます。

お申し込みは各都道府県の食品衛生協会のホームページから可能です。

講習の内容は下記の3点です。

  • 公衆衛生学
  • 衛生法規
  • 食品衛生学

受講料は都道府県によって多少違いますが、10,000円ほどで受けることが可能です。

講習会は1日で終了します。最後に修了試験がありますが、講義の内容を聞いていれば問題なく合格できる内容となっています。

最近ではオンライン講習のみで完了するeラーニング方式も採用されています。詳しくはご自身が受講する都道府県の食品衛生協会のホームページをご確認ください。

2.調理場所となる物件の確保

次に調理場所の確保です。通常の飲食店と違い、最小限の設備で調理ができるのもゴーストレストランの特徴です。

  1. 既存の飲食店
  2. クラウドキッチン
  3. 自宅

既存の飲食店(カラオケ店などを含む)を利用した方法の他、レンタル式のクラウドキッチン、自宅などで開業することが可能です。

それぞれの特徴については、次の章で詳しく解説します。

3.フードデリバリーアプリに登録する

そして、宅配のためにフードデリバリーアプリです。ゴーストレストランを運営していく上で欠かせないものになります。

アプリを使うことで、配達のための人件費・手間は大幅にカットすることができます。

ここでは登録しておくべき、大手のフードデリバリーアプリを紹介します。

①UberEats

世界的に有名なデリバリープラットフォームといえば「UberEats」

全国でサービスを展開しておりユーザー数が多く、登録無料でレストランのサポートも充実しているため、新規でデリバリーを始めるのであれば必ず導入すべきです。

アプリの不具合も少なく、管理画面も使いやすい仕様になっています。

Xkitchenの直営店の売上構成比の中では圧倒的なシェアを誇り、全体の70%ほどの売上をUberEatsが占めております。(2021年8月時)

ただし、近隣のドライバーが少ない日や雨の日の場合には、おおよそ10%~50%程度売上が下がる傾向にあります。

しかし、これはフードデリバリー全般に言えることなので気にしすぎる必要はありません。

②出前館

「出前館」は日本最大手のデリバリーサービスで、全国各地でサービスを展開しています。

利用者も多いため、地方の方がフードデリバリーを始める際は導入を検討されてください。

ただし他サービスと比べ、売上手数料が高い傾向にあるため価格設定には注意が必要です。

③menu

ワンピースやオードリーのCMでおなじみの「menu」は24時間いつでも注文可能なのが特徴。

主要都市を中心にサービスエリアを拡大中で、比較的競合が少ないため新規参入でも売り上げを確保しやすいです。

また登録から開店までのスピードも速く、最短1週間程度で利用開始可能です。

Xkitchen直営店売上構成比は5%程で、今後の伸びに期待です。

また、menuのユーザーアプリでは商品の感想を確認できるという特徴もあります。

どのアプリも店の評価は星の数などで確認できますが、商品の評判をコメントで確認しやすく、顧客のニーズを知るのに向いているサービスといえます。

④foodpanda ※2022/06/08現在 日本から撤退

「foodpanda」は東南アジア発祥のデリバリーサービスで、日本では2020年よりサービスを開始しました。

foodpandaの特徴は配達時間が短いことです。AIを駆使し、ドライバーのマッチングを行うので、注文から平均25分以内に配達が完了できます。

実際に店舗で営業していると注文が入った2,3分後にドライバーがピックアップに来ることも多く、他サービスよりも格段に配達スピードが早いといえます。

またfoodpandaがドライバーを雇用しているため、雨の日でもマッチングがしやすく売上が立ちやすいのもポイントです。

その他、地域限定のフードデリバリーアプリなどの登録もおすすめです。

しかし、たくさんのフードデリバリーアプリを登録しすぎると、毎月の登録費が無駄になる可能性があります。

注文を受けやすいアプリを選定して登録しておくことが大事です。

ゴーストレストランをどこで開業するか

ゴーストレストランを開業するにあたり、重要になるのが調理スペースです。

今回は既存の飲食店、クラウドキッチン、自宅で開業する場合について解説します。

飲食店(店舗)のスペース

最も多いパターンが既存の飲食店を利用して開業するパターンです。物件取得費、内装工事費、備品代などの余計なコストがかからず、収益アップを見込めるため飲食店の副業としても人気のスタイルです。

また、新規の設備投資がないため撤退しやすいのも魅力。そのため、極力リスクなくゴーストレストランを導入することができます。

既に抱えているアルバイトや社員をそのまま使うこともできますので、採用の手間もなくすぐに開業可能です。

ただ、メニュー開発やフードデリバリーサービスの登録が必要となります。

すぐにでも開業したい場合は、ゴーストレストランFCのXkitchenが、開業準備のすべてを承ります。

複数の業態をご用意しており、デリバリーサービス登録・データ分析など、専門スタッフが徹底サポートします。

ゴーストレストラン初心者に最適です。

クラウドキッチン

クラウドキッチンは客席、イートインスペースがないキッチンのことです。

調理スペースのみをレンタルする形で、実店舗を持たない場合に使われる方法です。

デリバリー専用として人気のスタイルです。賃料や内装費が負担がなく、利益が出しやすいのがポイント。(スペースのレンタル費は発生します。)

クラウドキッチンを検索できるサイトも増えていますが、地方都市ではまだまだレンタルスペースが少ないのが難点。

また、1時間あたり2,000円〜など、使用時間に応じてレンタル料金がかかるので注文が入る時間帯などを把握できないと、無駄にコストがかかってしまう点には注意が必要です。

自宅

自宅でゴーストレストランの開業は可能ですが、ハードルが高いためおすすめできる方法ではありません。

自宅とはいえ、必要な設備を整え食品衛生法に基づく営業許可を受ける必要があるからです。

必要な設備とは

(※規定については、各都道府県によって定められています。必ず、各自治体の保健所で確認してください。)

  • 専用作業場に十分な広さがあること
  • 専用作業場が区切られていること(自宅とは別)
  • 壁、天井が清掃しやすい材質であること
  • 壁は床から1mの高さまで耐水であること
  • 床は水洗いでき、勾配をつけ排水溝を備えること
  • 温度計付きの冷蔵、冷凍庫
  • 扉つきの食器棚
  • 手元が見える明るい照明
  • シャッター付の換気扇
  • 網戸が付いた窓
  • 2槽に分かれたシンクと給湯設備
  • 専用の手洗い設備
  • 独立したトイレ、手洗い設備
  • 店舗専用のゴミ箱

こういった点から、ゼロから自宅でゴーストレストランを立ち上げるのは現実的ではありません。

ゴーストレストランはすでに飲食店を運営されている方に向いている業態と言えます。

開業エリアが注文数に与える影響

ゴーストレストラン成功のポイントは開業エリアにあります。

開業する地域の年齢層やターゲット(会社員、学生、高齢者など)によって売上は大幅に変わってきます。

既に飲食店を経営していたとしても、同じ客層がターゲットになるとは限りません。

開業エリアにフードデリバリーに適したターゲットが住んでいるか、ターゲットが好むメニューを準備できるかが成功要因の大半を占めるといっても過言ではありません。

売上を増やすためのフードデリバリーメニューの検討

フードデリバリーには『向いているメニュー』、『向いていないメニュー』があります。

向いているメニューとは調理後、ある程度時間がたっても美味しく食べられるものです。

絶対にやってはいけないのが、飲食店で出しているメニューをそのままデリバリーにするというもの。

配達中に冷めてしまい、「店頭で食べるよりも美味しくない」ということが多いようです。

そのままでは本業の飲食店の評判まで落としかねません。

ゴーストレストラン開業の際には、必ずデリバリー専用のメニュー開発をしましょう。

調理時間がかからず、冷めても美味しく食べれるメニューが理想的です。

また、

  • 見た目が美味しそうか
  • 配達専用の容器に入るか
  • 汁がこぼれないか

など、フードデリバリーならではの問題もクリアする必要があります。

1から準備、開発をすると時間もコストもかかるためゴーストレストランFCの利用がおすすめです。

ゴーストレストラン専用FCで簡単にメニュー展開が可能

そこで、検討してほしいのがゴーストレストラン専用FCです。

ゴーストレストラン専用FCを利用することで時間もお金も節約できます。

また、売れ行きの動向を見てメニュー・ジャンルを変更できる点は、ゴーストレストランFCの良いポイントです。

Xkitchenではフードデリバリーに特化したメニューを多数ご用意しているだけでなく、配達時のトラブルにも配慮した設計になっているので余計な心配をすることなく、すぐにゴーストレストランを開業することができます。

申し込みから2週間以内に開業できるなど、スピーディーに開業できるのもXkitchenの特徴です。

ゴーストレストラン開業にかかる費用目安

ゴーストレストランの開業にあたり、Xkitchenを使った場合の導入費用を紹介します。

初期費用

種別金額備考
初期契約料10万円2店舗目からは5万円
保証金10万円 

月次費

種別金額備考
管理費5万円データシートの共有込み

初期費用で20万円、月次5万円で導入することが可能です。

増収額は店舗によりますが、20万円を超える店舗もあるので最短1ヶ月で減価償却が可能です。

費用回収のシミュレーションはお問合せいただくことで詳しくお答えできます。

まとめ

今回はゴーストレストラン開業のポイントについて解説しました。

ゴーストレストランは飲食店の副業として、既存のスペースを利用した開業を推奨しています。

ただ、メニュー開発など1から準備するのは時間もお金もかかりすぎてしまうため、ゴーストレストランFCの導入をご検討ください。

Xkitchenでは、他店舗との差別化もしやすい多数の業態を準備しております。

最短で黒字化するために本部からも細かくアドバイスいたしますので、まずは資料請求だけでもお気軽にお問合せください。

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